カテゴリ:ゲーム評価 の記事一覧

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パトリツィア

パトリツィア
貴族の塔:そびえ立つ栄光(英語版)貴族の塔:そびえ立つ栄光(英語版)
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Mayfair Games

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会社・出版社 :AMIGO Spiel + Freizeit GmbH Mayfair Games
デザイナー :Michael Schacht
プレイ人数 : 2~5人(お勧めプレイ人数3人以上)
対象年齢 8歳以上
言語依存:(なし)
プレイ時間 45分ぐらい
プレイ回数:4回

評価

ゲーム概要



貴族の栄光なんていうタイトルがついているが、内容は栄光でもなんでもない。塔を建てるドカタ仕事というか、こき使われるというか、貴族の後ろ盾をもらって、職人的満足感を得ることが目的に見える。何でこんなサブタイトルなんだろうか。

なんであれ相性の良いものというものはあるもので、このゲームが特別に相性が良いらしい。

まずはゲームセッティング
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各都市に名誉ポイントを各2種類づつ置く、街によって9点から2点まで決められており、当然得点が高いほうが塔も高く、名誉もいい。都市には建物を建てられる土台が2つあって、2つの塔それぞれ、もっとも建物を建てるのに貢献した人が各名誉チップをもらえる。

さらに各都市にはカードを配置。このカードを取得して配置することで塔を建てることができる。

手番には
・手元のカードを1枚手前に置く
・そのカードに書いてある街のマークの数、色の分だけ塔を街におく。
・その街においてあるカードを取得して、手札に加える。
・街にカードを補充する。

これを繰り返す。

面白いのが、カードと塔の関係で、枚数が決まっているので、いったんカードを取得してしまうと、塔を建てられるのが確定する。
建物を積んでいくという点で似ているマンハッタンの場合、先に置いたりして、ブラフを掛けたりするのだが、このゲームでは、それよりも読みと記憶と理詰めが必要なところだ。

誰がどの色のカードを取ったか覚えておくと、とてもいい。完全には覚えていられないががある程度記憶できる。狙っている塔がかぶると、足のひっぱりあいになりがちなので、別の独占場所をさがすため、何を集めているのか見極めが必要だ。

もし、競った場合、あわてて置くのではなく、ぎりぎりまで粘って、後から載せる方が有利なので、取ると決めて、確保できた塔は、なるべく後回しにするのがコツだ。塔を建てるよりも受注の方が大事なんですよというどっかのシステム会社みたいな状態。

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これはもう、青が赤と白を完全に抑えたところ、赤と白は無駄な建て方になってしまった。

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激戦の末に黄色のダブル取り、貢献した数がおなじであれば、一番上においた色のプレイヤーの勝ちになる。
となりは黒、激戦を無視して独占状態。黒の方がかしこいといえる。

さらに他の得点方法として、塔を建てることによる名誉ポイントの他に、カードに書いてある貴族を集めると別にポイントが入る、これはおそらく、見回りにきた貴族にたいするゴマスリポイントだろう。通称、ごますりポイントとして名高い、長いものにはまかれろみたいな。
建築合戦で負けそうな場合は、手をにぎにぎして、貴族に媚を売ろう。

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同じ人物を3人集めると得点になる。彼らにかってにつけたネーミングは、ジョバンニとノンちゃんとクリボーと名前をつけた。一人だけ日本人のあだ名が入っているのは、とある事情による。その辺はMorryに聞いてもらおう。

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んで、フィニッシュ非常に美しいボードになる。
運任せにしてしまうと、なんとはなしに塔を建ててしまうので、思いのほか計画性が必要である。

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ゲーム評価


Wunderbar!

最初にやってみて受けた印象が、まずルールの美しさだった。盤の美しさでもなく、駒でもカードでもなく、流れるようなルールの美しさだった。カードと塔の数の一致、最終的にぴったり収まる収束性が、ジグソーパズルそのものと同じ感覚を覚えた。うつくしーと思わず口に出た。57577みたいな。リズムのよさだ。ここしかないっていうところに走りこんだら、ボールが来てみごとに足に当たる感じだ。

初見でやったとき、見事にはまって、最後に3つの都市で一気に最貢献した人になった。気持イー。

その後も何度かやってみたが、たまに、ものすごくカード運が良い人があらわれてどうしようもなくなるという弱点はあるものの、おおむね、考えたら、考えただけ結果がでる。他プレイヤーとの絡みはカードの取り合いと、塔の後手争いだけなので、直接喧嘩せず、負けてもすがすがしい気持ちになれる。軽いプレイ感と箱の小ささもとてもよい。絶対的な主観的個人的評価というものがあるとすれば、相当上の方だ。

もし、もの足りなくなった場合も心配ない、もうすでに拡張が2つ、michaelschacht.netで公開されているのでダウンロードされたし。

Patrician - 使者 The Messengers (part 1)
Patrician - 使節団 The Delegates (part 2)

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AMAZONでは廃盤をにおわせているが、専門店、ドロッセルマイヤーズさんなどで買えるようです。
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髑髏と薔薇 Skull&Roses

髑髏と薔薇 (Skull & Roses)髑髏と薔薇 (Skull & Roses)
(2011/04/22)
Lui-Meme

商品詳細を見る


会社・出版社 :Asmodee Lui-même
デザイナー : Hervé Marly
プレイ人数 : 3人-6人( お勧めプレイ人数4人以上)
対象年齢 10歳以上
言語依存:なし
プレイ時間 30分ぐらい
プレイ回数:5回

オフィシャル


ゲーム概要



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まず、箱。正面から見る限り、サーカスのライオンよろしく、薔薇の火の輪くぐりのごとく、血気盛んな印象を受ける。しかし、箱を寝かして横から眺める段階においては、一見、m(_ _)mの顔文字のように、何か頼んでいるか、土下座しているようにも見えないこともない。が、テーマである暴走族がそう簡単に膝をくっするはずもないので、これはあくまでやつら流の挑発行為と受け取っておくべきである。

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そして、それぞれ、入会する(担当)の族を決める。全部で6種類あり、勢いのあるそれぞれ凝った絵が描かれている。どこかで見たような狼とかもいるが、素晴らしいイラストだ。眺めているだけで気分が高揚し、そのどれも出来がよいが、それでいて自分と全く関連性をもてないため、親近感が持てずチョイスに困る。謎のhimselfって書かれて、ブランコにのった、ラムちゃんもどきの猫の哲学的グループもあるようだ。どうやらそこに僕の食指がのびる。十中八九それを取る。



さて、流れ。
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まずそれぞれ絵柄を1枚づつ表向きにして、場に出していく、その際に、薔薇か髑髏かわからないようにしなければならない。そして全員出したら、1番手の人がチャレンジするか、もう一枚さらにカードを上乗せするか決める。上乗せする場合、もう1枚出す。続いて左隣の人も同じように、チャレンジするか上乗せするかを決める。こうして、誰かがチャレンジ宣言をするまで枚数を重ねていく。

チャレンジを宣言したら、その人はめくる枚数を宣言しなければならない。そして全員でつり上げ式の競りになる。だいたい2とか3とかから始まって、じりじりとオークション形式で上がっていく、4、5を過ぎた辺りで、うなり声が聴こえ始める。

で、チャレンジ!7だ。

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こんな感じで7枚めくって全部薔薇なら成功!

ほんで、チャレンジ!

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失敗、髑髏が出たのでチャレンジ失敗。一枚捨てなければならない。

こんなふうにして、誰かが2回勝つまで続く、だんだんやっていくと相手の顔をまともに見れなくなる。相手の様子をさぐりつつ、こっちの腹を探らせないようにしないといけないが、難しい。勝ちに行っているとなおさらだった。

印象深いのが、Maaとやったときに、あと1枚しか持ってないのに、逆転されて負けたことか。
スキをつかれて、初手チャレンジ4をやられたのが印象的だった。油断すると、じゃんけんでおもわずパーを出すように、うっかり薔薇を出してしまう。読み合いも大事だが、瞬間の勢いとか、正直な性格とかそういうのにも影響される。結論だけ言っておくと女性は嘘つきだ。

評価



勝つためには薔薇をどんどん置かなければならないが、それだと相手に見透かされて、なめられてしまう可能性がある。髑髏だと相手に取らせて、ひたすら自分は安全で相手を不利にできるが、勝ちには結びつかないので難しい。いつ骸骨を出すか、薔薇を出して切り抜けるか、念入りに場を読まなければならない。

2択の中に、鋭く厳しい読み合いが紛れ込んでいて、そこが面白い。が、薔薇で勝つよりも、髑髏を出す方が圧倒的に面白いというのが、どうもひっかかった。これだといつも髑髏出したくなるので。実は1回も勝った事がない。たぶんこういうのむいてない。

勝った人によると、読みきって全ての薔薇を見通した時は爽快らしい。
推理して、はずした時の恥ずかしさならよく知っているが、その気分いつか味わいたい。

ところで、このゲーム。初対面の人と一緒にやるのにとても良いと思う。箱もちょうどよく、これかなり出しやすい。カードの大きさがわずかに重みがあって、ゲームやっているという気になるし、相手とのノリがあうかどうか分からない時に、これをやると非常に良くまとまる。どうしても、ちくしょーとかヤラレターなどの声が出てしまう。

初めてのデートは遊園地に乗ってジェットコースターに乗れというのがあるが、それと同じ感じ。相手の手札をめくるというのがスリルと、相手の秘密を覗くようないけないことをしている感によってどきどきして、楽しくなるからだ。基本2択しかないのも、まずは日常でコチコチになった頭にもちょうどよい。

もちろん、初めての人だけでなく、落ち着いてやるのもいい。硬派な酒が似合いそうだ。さらに何か賭けると、よりいけるんじゃないか。次の一杯をおごる程度のものをバーとかで、大人どうしやると雰囲気がでるだろう。

最高とは言わないが、さすが受賞作だけあって面白い。買って損はなかった。


余談:接着が強過ぎるので、型から切り離す時にカードの端が破れそうになった。気をつけたし。

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禁断の島 Fobidden Island

禁断の島
Forbidden Island
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会社・出版社 :Cocktail Games Devir Gamewright
デザイナー : Matt Leacock
プレイ人数 : 2人-4人( お勧めプレイ人数4人)
対象年齢 8歳以上
言語依存:ほぼなし(特殊能力の説明、英語が多少読めれば問題ない)
プレイ時間 60分ぐらい
プレイ回数:3回

2011ドイツ年間ゲーム大賞 ノミネート

ゲーム雑感



ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたので、ちょっとびっくりしてレビュー
火、水、風、土のの4つの聖なる宝を協力して、沈みゆく島からお宝を盗み出せ!

ゲーム概要



Mystという有名なパソコンゲームがあって、これがべらぼうに面白いゲームだった。男がmyst島に訳も分からずつれてこられて、島を脱出するために島の謎を解くというゲームだった。音と画面の変化を頼りに、進めるゲームで5感を使っていく要素があり、部屋の電気消してやると、雰囲気がかなり出た。まだインターネットなんてなかったから、ヒントがなくそりゃあクリアするのが大変だった。

それと、雰囲気が似ているので、これはやらねばならないと思い購入。
Mystとは違って、4つのお宝を奪い、島からさっさと逃げ出すという、より探険家、もしくは泥棒みたいな雰囲気。設定では、誰かが島のお宝に手を出そうとすると、島が沈んでいくようになっているらしい、それってどんな仕掛けだろうか?

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英語版のカンカン仕様。ドイツ版は人の駒がフィギュアになっていてかっこいいらしい

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今回の狙うお宝(伝説の宝)たち、これは、ちゃんとフィギュア化されています。プラスチックやけどね。

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島はこんな感じ。小さいカードを24枚並べて、それ全体で島に見立てている。シャッフルしてから並べるので、毎回違うマップになるのは面白いアイデア。4人プレイなので、各自最初の初期位置につく、能力によって場所が違ったりする。

そう、各プレーヤーには特殊能力があって、それを活かして島をうろつくのだ。

・エンジニア:一度に2タイル陸に戻す事が出来る。
・パイロット:1アクションで島のどのタイルにも行ける
・ダイバー:沈んだタイルがあった場所を通り抜けられる
・ナビゲーター:他のプレイヤーの駒を2タイル動かすことができる
・メッセンジャー:どこにいようがトレジャーカードを他のプレイヤーに渡せる。
・エクスプローラー:斜めに行動、陸に戻せる。

この中から、1人づつ選ぶ。

ゲーム開始、自分の手番の時には

1) 沈み行く島を元に戻す。(タイルを1枚戻す)
2) カードを受け渡す
3) 移動する
4) お宝をゲットする。

この中から3手行動できる。行動したらトレジャーカードを2枚引いて、同じお宝のカードを4枚集めるのだ。
トレジャーカードの中には、ヘリコプターカードや、サンドバックカードも入っていて、これを取って使うと、移動できたり、プラスアルファで沈んだタイルを陸に戻せたり出来る。

それが終ると最後に、浸水カードを引く、引いた絵のその対応するタイルが浸水して裏返しになる。

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これが、自分のいる場所だとちょっと焦る。裏返したタイルは水没したことになり、通行不可になる。
そしてお待ちかね!、水位が上がる!カードを引くと、これまで引いた水没カードがカード束に戻され、そのまま同じ絵柄のカードを引いてしまうと、そのタイルが完全に水没して、陸に戻せなくなりゲームから取り除かれる。そうなる前に、急いで陸にしないとタイルが海に沈んでしまう。
そんなことしてる暇があったら、さっさとお宝をさがせばいいのにと思わんでもないが。

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なかなか4枚集められないので、カードはプレイヤー同士で交換することができる。
上はカード受け渡しの相談中、誰がどのカードを集めるかは、早めに決めるべし。

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後半になると、水没カードを引かなければならない枚数がぐっと増えてくるので加速度的に島が沈む。
上の画像は、けっこうやば目だが、お宝の島は死守しているし、脱出口たるヘリポートもまだ健在だ。

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が、飲みながらだらだらやっていると・・。

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まぁこうなります。

自分が溺れなくても、一番上の髑髏までいってしまうと、問答無用で敗北。
お宝も自分達も島ごと沈んでゲームオーバー

この日のプレイでは、2回連続で一番上までいってしまった。

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3回目で、ムキになってようやく成功の図。結構シビアだった。


評価




4人で協力して財宝を得て脱出するという、わいわいやって遊ぶゲームかと最初は思っていたが、そうでもなかった。カードの受け渡しとか、適切な移動と灌漑とか、気を抜いてプレイしていると、雑なプレイになってビギナーレベルでもあっさり失敗してしまう。ちゃんと集中しなければならなかった。

が、真剣にやるには、選択肢の少なさと、意外性が少ないのが不満。一度めくったタイルが、再び沈みだすというルールなので、どこから沈むかわかるので驚きがあんまりない。まぁそうでもないと、サドンデスみたいになって、ゲームにならんやんという話もあるが、もうちょっと意外性が欲しかった。一度、沈んだのに陸にできるという設定もよくわからん。

しかもプレイ中は、自分の番にやること決まってたりして、誰かがしきってしまうと、それでいいやという気になる。違った代案を出したり、悩んだりするというのがあんまりなかった。

なんというか、4人でやる初心者向け詰め将棋みたいだった。わいわいも出来ないし、真剣に考えるには単純で、ちょっと中途半端だなぁという印象をもってしまう。Mystの面白さと個人的な期待感には、はるかに及ばなかった。

でも、全くつまんないかと思うとそうでもなく、いい点もたくさんあった。数少ない協力ゲームであり、島の絵の感じはかなりいい。カードを引く時の、どきどき感も多少はある。机がちゃんと海原に見えてくるし、値段も他のゲームに比べて格段に安い。難癖つけたけれど、成功するまでムキになってやってしまうというハマリ所もある。だから、次はレベルを上げて、またやってみたら評価は変わるかも。でも、さすがに年間ゲーム大賞にノミネートされていたが、これでドイツ年間大賞はちょっときついんじゃなかろうか。


世界の七不思議 7Wonders

世界の七不思議

「世界の七不思議」日本語版「世界の七不思議」日本語版
(2011/07/25)
ホビージャパン

商品詳細を見る



会社・出版社 :Asmodee
デザイナー :Antoine Bauza
プレイ人数 : 2人-7人(お勧めプレイ人数3人以上)
対象年齢 10歳以上
言語依存:(なし)
プレイ時間 30分~60分ぐらい
プレイ回数:15回


個人評価:Nonplusultra!

ゲーム雑感


世界の七不思議を活かして、自国の文明を発展させるカードゲーム。
何となく、とってつけたようなテーマ。それでもSpileboxでも一度も見たことなかった10点という評価を見つけて、つられて買っちまった。

今期の注目度ナンバーワンでもある。男受けしそうなデザインだったが、意外なことに女性にも大うけ、しかも初心者キラーでもあった。

2011年:ドイツエキスパート大賞 ノミネート

プレイ概要



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ゴールデンウィーク中、とあるKさんの豪邸に出向く、7不思議がおもろいという評判を聞いていたので、事前に購入されたらしい、さっそく開封して、新品のゲームでやることになった。Kazu Puo Kさん ikuchan Me Non maaの7人超えプレイだ。

ゲームは、3ランドに分かれている。カードがⅠ、、Ⅲの時代になっていて、まずはⅠのカードだけ使う。
ⅡとⅢはⅠが終わった後で使う。後半のほうが得点や効果が高い。まぁよくある感じ。

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まず、Ⅰのカードを最初7枚づつ配る(7にこだわりか)にして、その7枚から自分が欲しいカードを一枚取り、裏向けに手元にふせて残りのカードを隣へまわす。

このゲームの最大の特徴がこれ。こういう、隣に渡していくのをカードドラフトというらしいが、あんまりやったことなかったので新鮮だった。実際、手元に欲しいカードが複数枚あった時にはかなり悩む。特に軍事力は要注意だ。となりに渡してしまうと7人もいたらまず戻ってこない。悩みながらもとなりに渡す。

全員、1枚置いたら、せーのでオープンして、各自でそれぞれカードの処理。資材カードを置き場においたり、カードコストを払ったり、お金を取ったり。資材買ったり、ちなみに、カードはオープンせずに場に捨ててもいい、その場合3ゴールドもらえる。自分が取る事ができないカードで、どうしても隣に渡したくないカードを捨てるのが鉄則だ。

そうこうしていると、あっというまにⅠのカードが終わる。
Ⅰは資源が多め、資源は、将来へ向けての内政みたいなものだ。Ⅰの時代には、茶色の資源カードがたくさん含まれているのでたいてい優先する。また、連鎖するカードというのもある。次の時代に同じ系統のカード(例えばⅡの時代に寺院を取っておけば、Ⅲの時代の神殿をコストなしで取得できる)

これ説明し忘れてたので、連鎖っていうのもあるんだ、というとキョトンという顔になったので、言うだけ言うという責任は果たしたので、説明は適当。なんなら言わなかったことにする。誰かが質問するまで何も言わないでおこう。

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1の時代が終わった所、まだまだ未発展。

そして、時代が終わると、ここで両隣の国家と戦争をする。

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この、手元の赤いカードの戦争マークの数を隣の人の数と比較する。単純に多い方で勝敗が決まり、隣に勝っていると鷹の団みたいな勝利点ゲット、負けていると勝利点マイナス1。これは各時代ごとにやる。全勝すると18点にもなるので、油断できない。軍事力で負けていると、大国に挟まれて、無理な税制とか、規制とか、いいなりにならないとやっていけない弱小国家みたいな気分になる。肩身が狭くなって辛い。

とりあえず軍事力重視プレイになる「ロードス島の巨人」担当の人のとなりには座るのを避けたいところだ。

そう、忘れてたが、メインである7不思議の存在がある、ビジュアル的に7不思議は目立っているわりに、そこまで重要でもない。7不思議は各プレイヤーに一枚づつ配られる。7不思議は、効力を持っており、カードをボードの下にスロットのように入れると効果を得られるようになっている。7不思議によって、それぞれ効果が違うので、よくよく考えなければならない。

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このマウソロス霊廟だと、勝利点の他に第二段階に、カード復活というのがある。これは強力だ。


時代、この辺で7不思議を仕上げにかかる。

何度目かのプレイの時、とても印象的な出来事がおこる。
N「あ」とこここで、となりの国のNONが声をあげる
僕「どうしたん?」
N「もしかしてこれカードとるときに資材いるん?」
皆「え、どういうこと」
N「ワタシ、単純に欲しいのとってた!」
皆「資材無視?」
N「うん」
僕「ゲームにならんやん」
N「なんだーだからあんなにみんな苦労してたんだ~」
K「くらぁ!さっきまで、僕の国、君の軍隊に蹂躙されとったやんか」

などという素敵な会話も披露された。こないだもやったよね確か一緒に。

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Ⅲの時代、ここで紫のギルドカードが出回る、紫のカードは効果が絶大だが、コストが高い。これまでの国造りが、どうだったか試される時代だ。この頃には各自個性のある国になっている。バビロンの技術国家であるとか、ピラミッド生産王国とか。

最後にⅢの時代の戦争をして終了。得点計算に入る。得点計算はややこしいので、専用の計算用紙が入っている。便利。一喜一憂しながら、獲得した勝利点をそれぞれ読み上げていく、これが楽しい。パーティーのようなわいわいとした楽しさがある。それぞれにロクロでツボを作って、出来上がりをみんなで品評するみたいなノリがある。あなたの文明は、なるほどほうほう、そんな感じですか、私のはおしゃれに黄色のストライプなんですよとか。

これで、30分ぐらい。本当にあっという間に、終わるのだ。

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評価




1回目は、とにかくなにやったらいいか良く分からない。カードの種類が多すぎて、説明書をがん見して、プレイ中もほんんど説明に費やした。ここを突破して、2回目、3回目からだいたい全員コツがつかめてきてゲームになる。でも、もしつかめなくても一部のルールはおぼえてなくても出来る。こんなに内容が豊富なのに、1ゲーム本当に30分程度終わるのがすごい。感心した。

しかも、おそろしく中毒性のあるゲームだ。ゲームが終わるとすぐに、あの時こうしていれば勝てたかもという気持ちでいっぱいになり、もう一回すぐにやってみたくなる。基本、一人プレイだが、軍事力をたくわえたときの優越感や、人が欲しそうなカードをこっそり七不思議に埋めたり、捨てたりする感じなど、人の絡みもほどほどにあって非常に面白い。となりから資材を買えるというのも、パーティーゲームみたいだ。

そして、何よりこのぐいぐい進むスピード感。最先端のジャズピアノトリオよろしく、ベースが前に前に行く感じだ。もうとにかく連続でやってしまう。そこまでいくととまらない。レビューがのきなみ高評価なのも良く分かる。

が、これだけ面白いとケチをつけたくなるのが人情ってもの、何しろ僕は判官びいきで、弱い時の阪神ファンであるのだ。

何だろう、そう、このゲームは、どことなく足りなさがある。いや逆だな、足りすぎている。何もかもうまく出来すぎている。最初に配られた7不思議ボードの効果のせいか、実は単純なルールなせいか。最初から自分にとって有利な戦略が決められていて、形の決まったものをやらされているという所に、不満を覚えているのかもしれない。

なにしろやっていることは、毎回カードを1枚選ぶだけ。何度もやると、どうも遊んでいるというより、遊ばされてるという気がする。場にいないデザイナーの、影が必要以上にちらついてる。

さらに得点方式の多様性のせいで、勝ってるのかどうかが途中全くわからない。
いつの間にか、あれ、僕が勝ってた?みたいなことが数回あった。

でも、そこがいいのかもしれない。(どっちやねん)この自由度を殺いだ固定デザイン仕様で、30分で7人までできて、それでいて勝敗をそんなに気にすることなく、文明の発展のダイナミズムをしっかり体感できるという凄みは、素晴らしいものがある。欲しいカードが来た時の嬉しさと、しょぼいカードが3枚セットが来た時のがっかり感も、かなり感情を動かしてくれる。

結局、自分の手札を集めて、並べてベストを尽くすみたいなのは常に面白い。コレクター心をくすぐるみたいだ。

そういう感じだ。複雑なのに単純仕様。だからゲームを日ごろあまりしない人と一緒にやっても、かなり好評だったんだろう。

そういうわけで、僕の個人評価もNonplusultra!。エキスパート賞取るだろうな。

この日、ちなみに7連戦した。さすがに7連戦すると、頭が真っ白になった。さすがに朦朧としてたので、最後は7戦目はKさんのご主人とコンビ打ちにしてもらいました。




【おまけ 7不思議の解説】(Wikiからの引用)

7不思議について、知っていた方が面白く遊べると思うので、転載します。

1)ギザの大ピラミッド
ギザの大ピラミッド〔ギザのだいピラミッド、Great Pyramid of Giza〕とは、
ピラミッド建築の頂点とされる「クフ王のピラミッド」である。エジプトのギザに建設された。世界の七不思議で唯一現存する建造物である。

2)バビロンの空中庭園(くうちゅうていえん、Hanging Gardens of Babylon)
セミラミスの架空庭園(懸垂庭園)とも呼ばれ、屋上庭園
高台に造られた庭園である。空中に浮かんでいるわけではない。
紀元前600年頃に新バビロニアの王、ネブカドネザル2世が、
メディア出身で砂漠の国に輿入れするのを嫌がった王妃アミュティスを慰めるためにバビロンに建造した。

3)ゼウス像紀元前435年に古代の高名な彫刻家ペイディアスによって建造された、天空神ゼウスをかたどった彫像。紀元前5世紀頃、オリンピアにゼウス神殿が建造された。

ゼウス像はこの神殿の奥に収められ、その全幅は神殿の通路の幅とほぼ同じだった。
座像でありながら、全長は約12メートル(約40フィート)もあった。

4)マウソロス霊廟(Maussollos_れいびょう)は、
マウソロスとその妻アルテミシアの遺体を安置するために造られた霊廟である。
ギリシア人建築家のピティオスとサティロスによって設計され、スコパス、レオカル、ブリアクシス、チモフェイという4人の高名な彫刻家によってフリーズ(彫刻帯)が施された。

5)アルテミス神殿
紀元前550年ごろにアケメネス朝ペルシア統治下のエフェソス(現在のトルコ)に完成した、
アルテミスを奉った神殿である。

6)ロードス島の巨像(ロードスとうのきょぞう、Colossus of Rhodes)は、紀元前3世紀頃にリンドスのカレスによってロードス島に建造された、太陽神ヘリオスをかたどった彫像(コロッソス)。全長は34メートル。台座まで含めると約50メートルになり、現代のニューヨークの自由の女神像に匹敵する大きさであった。

7)アレクサンドリアの大灯台(アレクサンドリアのだいとうだい、Lighthouse of Alexandria)
紀元前3世紀頃にエジプトのアレクサンドリア湾岸のファロス島に建造された灯台。アレクサンドリアのファロス、あるいはファロス島の大灯台とも呼ばれる。ファロス島は、アドリア海に同名の島(現在のフヴァル島)があるが、それとは別で、アレクサンドリア港の一方の端に人工の埋め立てにより出来上がった半島の突端にあった小さな島である。

拡張付録 )小便小僧
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放尿する少年を模した像、噴水。 同様のものは世界各地に存在するが、
ここでは起源とされているブリュッセルに設置されている。
1619年にフラマン人彫刻家ジェローム・デュケノワにより製作された。
世界3大がっかりポイントとして日本で有名

ロンドン London

ロンドン

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会社・出版社 :Mayfair Games Treefrog Games
デザイナー : Martin Wallace
プレイ人数 : 2人-4人( お勧めプレイ人数3人)
対象年齢 12歳以上
言語依存:そこそこ(カードの特殊効果、英語が多少読めれば問題ない)
プレイ時間 60分~90分ぐらい
プレイ回数:4回


個人評価:Nonplusultra!

ゲーム雑感



飛行機が苦手なので、海外旅行は好きではない、が、唯一行ったことのある数少ない国がイギリスだ。
その時訪れたロンドンは、アルバートホールとかの古い建物と新しい建物が同居して、ごった煮になっていた。さらに町中バスだらけ。だから、ロンドンは京都にそっくりだった。

そういうわけで、思い入れのある都市。その名もずばり「ロンドン」ということで興奮して購入。
1666年の大火から復興するゲームらしい。大火は表現されていないので、復興という印象は持たなかったが、めっぽう面白いゲームだった。あんまり面白いので、ちゃんとレビューをしてみようと思う。

プレイ概要



Puoと僕、それから泊まりに来たmyymaの3人でプレイ。

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これがボード、ボードの上はロンドンの土地を示していて、ボード下部はカード置き場になっている。


まず、各プレイヤー自分の色を選ぶ、僕はいつものように赤を選ぶ。
その色の建物チップを取り、カードをを6枚づつ配る。

カードはA,B,Cに分かれいて、Aから順番に山札になっている。Aから6枚づつ手持ちのカードにして、貧困コマを5持つ。自分の番の時に山札からカードを1枚引く。このカードがなくなれば1900年代にさしかかった事になり、ゲームは終わる。カードに描かれた勝利点、街による勝利点、獲得した勝利チップ、貧困をめぐる勝利点、この合計で勝敗が決まる。

自分の番が来たら、カードを1枚引き、「カードを置く」、「街を運営する」、「地域を買う」、「カードを3枚引く」のいずれかから1つ行動できる。

流れとしては、

1)地域を買って、カードを多く引く
2)引いた手札のカードをプレイ(手前に置く)
3)カードの効果を使う(街を運営する)

この1、2、3を繰り返していく事になる。

で、スタート。初手に配られたカードは何故か茶色ばっかり、こんなに偏ることはまずないのでびっくり。

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こんな風に茶色カード6枚なら、3枚場に置ける、その代わり3枚をカード置き場に捨てなければならない。


そして、カードを置き、街を運営する。街を運営すると、カードの効果が発動し、カードをひっくり返す。左端の下の画像のコーヒーショップみたいにひっくり返らないカードもあり、これはそのカードの上にカードを重ねない限り何度でもその効力を使うことができる。持続カードみたいなイメージだ。

気をつけねばならないのが、街を運営したとき、カードの手持ちの枚数とカードを置いている場所の枚数分、貧困ポイントをとらなかればならないのだ。下の配置だと4貧困ポイント+手持ちのカード分を取らなければならない。

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ゲームをやりはじめて、しばらくすると2つの事に気がつく。

1つ目は「地域の重要性」だ。

自分の手番の時に地域を購入できるのだが、地域を買うと、街を運営するときに、地域1つにつき1貧困コマを取得しなくてもよくなる。地域を開発したから貧困が減ったみたいなイメージで、これが大きい。貧困対策としては重要だ。地域にはさらに勝利点もついている。そして、最重要なのが地域に描いてある数字の数だけ「カードを引ける」ことにある。普通は1枚なのだが3枚とか5枚一気に引けるのだ。これがでかい。

そして、もう2点目は借金の存在。このゲームは、どうやら借金することが前提になっている。地域を買うのにもカードをプレイする(置く)にもお金がかかるが、お金を得る方法が極端に少ない。なので、借金をしていくことになる。そもそも借金を表す、借金チップの数の多さから気がつくべきなのかもしれない。

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今回は、全員いきなり借金をして、やはり街を取りにいく、がんがん借金をする2人を見ながら、僕は今回手札に茶色のカード(お金を得られるカードが多い)が多数入っていたので、借金は最小限にして、お金を得るようにする。

方向性を考えると、お金がふんだんにあったので、途中で得た、街灯とLord'Sを何度も利用して、貧困をなくすプレイに出た。このカードはひっくり返さなくて良いカードなので何回も利用できる。お金は消費するが、貧困がほとんどなくなった。

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いい感じの中盤
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ゲーム後半にさしかかると、街は埋められつつある。そして地下鉄の建設カードが出回るようになる。

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地下鉄は強力で、カード自体に4勝利点があり、さらに勝利点が2追加される地下鉄を2つも引ける。

7ポンドと高価なカードだが、うまくすれば1枚で8勝利点が手に入るので、借金してでも建てるカード。借金はお金で返す方法もあるが、勝利点で返してしまう方法がある。借金チップ1枚につき7勝利点マイナスなので、7勝利点を上回れるようなら、お金をかえせなくても借金してカードを配置すればいい。

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こんな風に、自分の地域に地下鉄チップを置く事ができれば、ほくほく。

そして、カードがなくなると最後の手番になる。最後まで気を抜いてはならない、手に持ったカードは全て「貧困ポイント」と交換になってしまうので、ババ抜きのごとく、手札を空にできるようにもっていく必要がある。この最後の手札は、街の貧困ポイントの減少の恩恵がないので、持ったままゲームを終えると、今までの苦労がだいなしになるので気をつけたい。

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重要な貧困ポイント、一番貧困ポイントの少ないプレイヤーとの差で勝利点がマイナスになる。貧困は悪なのだ。


街の取得数やカードの勝利点では負けていたが、貧困を極限まで減らし、貧困ポイントで20点差以上をつけて、総得点70点台を出してダブルスコアで勝利した。 


評価



そんなにゲームやらない初心者のmyymaが入っても、全然おもしろがってた。複雑そうに見えるルールも実はけっこう易しい。知っている土地や思い入れのある土地というのを差し引いても、大変おもしろかった。

いったん流れが分かってしまうと、だいたい皆同じやり方になるので、カード引き運の要素が大きくなりすぎるかな?と思ったけれど、そんなこともなかった。カードを配置するときに、同じ色のカードを手札から1枚捨てなければならず、そのカードの捨て方によってお金主体とか、建築主体とか、自分で自分の街の方向性をコントロールできるのがいい。さらに、捨てたカードを他のプレイヤーが取る事ができるルールがうまく効いている。

カードの特殊効果も、たいがい見たまま、読んだままなので、数回やればいちいち説明書を確認しなくなる。カードの出るだいたいのタイミングとか、種類を覚えてしまえるぐらいだ。おかげで、ゲーム進行の見通しがすごく良くて、全体的な戦略が建てやすい。あー、地下鉄がそろそろ出るなとかそういう感じ。

テーマもよくあっている。ロンドンらしい暗めのボード。街を作っているという感触は十分に出ている。カードの取得が街の発展の雰囲気も作り出している。

地域を買うという陣取りの要素もあり、気が抜けない。自分の番でないときも、相手が何をしているのか十分に把握しないと、妨害できないので、ずっと観察することになり、退屈することがない。カードがどんどんめくられていくスピード感もあって、プレイしている間、常に早く自分の順番がまわってこい!とわくわくする。たぶん脳から、オモローアドレナリンがだいぶ出てる。

説明書によると、本当は人口の概念やロンドンの大火のルールもいれるつもりだったらしいのだが、やめてシンプルにしたらしい。それで正解だと思う。おかげで見事にコンパクトに優れたゲームになっている。慣れれば1時間もかからない。

ゲームの値段の高さは、絵のデザイナーを3人雇ったらしいのが影響か。おそらく2度とできないだろうという渾身の絵柄とのこと。確かに見応えあり。希望を言えば近年の建物まであればもっといいかも、アビーロードスタジオとか。テートギャラリーとか。

というわけで、今年の今のところベストゲーム。超お勧め。いちおう弱点を探すと、4人だとあっというまに、カードが尽きて終わることか。4人だと、あれもこれもやりたいのに全然できないという欲求不満になるので、3人プレイを推奨します。

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