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中将棋 その3

お誘いをいただいたので、関西将棋会館に行くことになった。
おそらくこういう機会でもないと、なかなか行かない場所だ。

将棋っていうと漫画の「ハチワンダイバー」と「3月のライオン」の印象が最近は強いけれど、個人的には「月下の棋士」のイメージが強い。そう、あの「駒が、泣いているぜ」だ。なんか読みたくなってきた。

行く前にとりあえず考えた。

・全員着物&扇子だったらどうするか
・道場だし「タノモー!」みたいなことを言わないといけないならどうするか
・「道」とかの達筆が壁にかけられていて、本当に高みを目指している人だらけなら怖い

という、もやもやしたものを抱えながら、関西棋院に到着。
JR大阪から環状線で一駅の福島駅降りてすぐである。分かりやすい。

shogikaikan.jpg

windows.jpg
1Fにはいい将棋セットが飾ってある。

棋院の建物もちょっと暗いし、怖いけど、歴史を感じる好きなタイプの古さもある。
2Fへ上がると、パチパチ音が聞こえてくる。おぁ、やってるやってる。

道場に入ると、意外にも子供がかなり多い、休日のお父さんに連れてこられたのだろうか、子供達同士でもたくさん打っている。どことなく、昔行った雀荘とビリヤードが一緒になったところに似ている。カップルもいるじゃないか。これならいけそうだ。

受付の人に話しかけると「棋力は?」とすぐさま聞かれる。「まぁまぁです」もしくは「みなぎってます」とか言いたいが言える雰囲気でもない。
たぶん級を聞いてるんだろうが、僕は将棋はかれこれ10年以上触ってないので、中将棋やってると聞いて来たんですがと伝えると、窓際を示された。

そこに、誘ったいただいたミヤイさん含め4名の方が、打ってらっしゃった。
その場所は外が見えて、この道場の特等席と言ってよい場所だ。
早速、じゃあ打ってみますかということで相手をしていただけた。

駒の動かし方は、いくつかポイントがあるが、通常の将棋にない駒でも、駒の名前で何となく動かし方が分かるので、とっつき安い。例えば、「竪行」とか「横行」とか。名前でなんとなく分かるし、それで大体あってる。


そして、キモとなるルール。

・取り捨てであること。(取られたら取られっぱなし)
・「醉象(すいぞう)」がいる。(成ると太子になって、王が取られても負けない。父上ー!)
・超強い「獅子」の存在(人智を超えた存在らしい)

特に、この獅子という駒が攻防の中心となる。
この駒をどちらの側も先頭に立てて戦うわけだ。

獅子がどれぐらい強いかというと、

・王の動きが2回できる(1手番に2回動ける、味方も飛び越せる)
・獅子と獅子で相対した場合、獅子に自駒がかかっていた場合、互いに取れない。
・2個一気に駒を取れるので、この1枚だけで、駒に囲われた王を詰むことも可能。
・「居食い」という特殊な動きがある。取って、そのまま同じ枡に戻れる。
つまり、獅子の回り9枡に打ち込んでも取られるだけで無駄。

そういうわけで、この強い獅子が中央に来て、相手をけん制しつつ陣の隙を見つけるという戦いになる。

chushogi_01.jpg
初期布陣の図、ほら貝が鳴ります。(嘘

下は30分後ぐらい、飛車と馬がいるものの僕の王瀕死。
獅子が目前に迫っているのが分かるでしょうか。
chushogi_02.jpg

僕も駒を取っているんですが、取らされているという感じ。
chushogi_03.jpg

駒の動きやルールは詰将棋おもちゃ箱様が詳しいです


この日、トータル3回勝負して、、優しく丁寧に3回ひねっていただいた。
最後なんて、獅子3というスーパーハンデ(最初から獅子が3枚もらえる)だったのに、あっさり王まで寄せられる。マジデー。
この辺は、中将棋がどうのというより、まさに棋力の問題かと思う。

chushogi_04.jpg
獅子3なのに投了したの図 僕の獅子の一頭が盤の左端っこに、びびって逃げてます。

とりあえず、丁寧に教えていただけて有り難かった。
1月は東京で大会を行われるとこのことで、健闘をお祈りします。

中将棋は、開始当初はじりじりと始まり、途中一気に決まるというダイナミックさを持ちつつも、ミスを待ち、ミスをしないという繊細さも必要になってくる。我慢強い人の方が強そうだ。

唯一気になったのは、後半駒がどうしても少なくなって、盤が広いので、互いに詰めれなくなる、
もしくは詰めれるが時間がものすごくかかるようだ。時間切れや投了のタイミングを予め決めておきたくなる。

通常の将棋のサイズを知っているからかもしれないが、もう少し狭い方がいいとも思う。

しかし、通常の将棋よりも、家と家の戦いという雰囲気がずっとある。
ゲームというより、泥臭い家、同士の戦いという雰囲気がうまく表現されていて素晴らしい。
ストーリーが語れそうな将棋なのである。将棋だと洗練されすぎて、その辺は薄くなっているから、よりスポーティっていう感じがする。

ちなみに、いつもはボードゲームやってるんですというと、
「ゆうもあ」に行ったことあるよとの事でした。

時間が少しあったので禽将棋でも遊んでいただいた。
chushogi_05.jpg

どうぶつ将棋ってのがあったと思うけど、これはこれで面白い。

中将棋を知りたい方はこちら
中将棋連盟

猛者の方はこちら
関西将棋会館


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ゴゴゴゴ

「棋力は?」とすぐさま聞かれ~~窓際を示された。
までの所の緊張感は異様ですね。
なんか始まるのかと思いましたよ。
『これが僕の中将棋人生の第一歩になるとは、、』的な。

そういや、こないだ「2回動ける」というのを聞いて
「それはやばい駒なんじゃないのか」と思ってました。
でも、攻めに使うか守りに使うかどうなんだろう。
とか気になっていましたが、
『王の動きで味方飛越し』、、予想以上でした。主軸決定。

ところで『仲人』どうでした『仲人』?

2010.12.15 20:36 morry #- URL[EDIT]
ググググ

窓際を示された。
するとそこには長い髪を左にまとめて、切なげな表情をした若い女性がいた。
彼女は、華奢に見える右腕をすっと上げた。しなやかな指先が駒をつかみ、
その風貌からは考えられないほど、駒を強く盤面に打ちつけた。
その音が室内に響き渡り、壁に跳ね返って、皆がその一手に注目した。
盤を見た誰かが呟いた「あぁ駒が・・微笑んでいる」

みたいな展開はなく、残念ながら、特に何も始まってません。
普通にあのーすいません。混ぜてくださいという感じだった。

いやーでもほんと緊張した。
息止めて、吐いてって、建物に入る手前で何回かしたぐらい。

中将棋は、獅子がかなり強くて、獅子とその他の駒という感じになる。
でも、成ると獅子になるという駒もあって獅子だけ押さえてればいいというわけでもない。しかも盤が広いので、結構「うっかり」王を取られた、てのが起こりえます。

ああ、仲人ね。仲人はサッカー用語で言う「消えてた」状態
それか、すぐさま獅子の餌になってたと思う。
ホラー映画でいう、最初に殺される美女みたいな役割。

でも、一応フォローしとくと、仲人は1歩前進だけじゃなくて1歩下がれるんだ。
歩とは一味違うぞ。

2010.12.17 09:53 kazunkir #- URL[EDIT]
ありがとうございました。

先日は来ていただきありがとうございました。
道場はやはり入りにくいようですね。
1月は東京で大会(名人戦)ですので次回の大阪での対局会は2月になります。
またのお越しをお待ちしております。

2010.12.19 23:20 ミヤイ #- URL[EDIT]
こちらこそありがとうございました

遊んでいただいてありがとうございました。
もう少し将棋が強ければ、よかったなと思いますが、あの程度なもので・・。
でも、皆様の駒の打ち方が、なかなかカッコいい。雰囲気も味わえて結構満足しました。

道場は確かに入りにくいのですが、中はそんなに「道場」って感じでもないですね。慣れれば日向ぼっこすらできるんじゃないかと思います。

なかなか将棋をやる機会はないのですが、機会があればまた。ともあれ、ありがとうございました。

2010.12.21 11:40 kazunkir #- URL[EDIT]

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