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ロンドン London

ロンドン

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会社・出版社 :Mayfair Games Treefrog Games
デザイナー : Martin Wallace
プレイ人数 : 2人-4人( お勧めプレイ人数3人)
対象年齢 12歳以上
言語依存:そこそこ(カードの特殊効果、英語が多少読めれば問題ない)
プレイ時間 60分~90分ぐらい
プレイ回数:4回


個人評価:Nonplusultra!

ゲーム雑感



飛行機が苦手なので、海外旅行は好きではない、が、唯一行ったことのある数少ない国がイギリスだ。
その時訪れたロンドンは、アルバートホールとかの古い建物と新しい建物が同居して、ごった煮になっていた。さらに町中バスだらけ。だから、ロンドンは京都にそっくりだった。

そういうわけで、思い入れのある都市。その名もずばり「ロンドン」ということで興奮して購入。
1666年の大火から復興するゲームらしい。大火は表現されていないので、復興という印象は持たなかったが、めっぽう面白いゲームだった。あんまり面白いので、ちゃんとレビューをしてみようと思う。

プレイ概要



Puoと僕、それから泊まりに来たmyymaの3人でプレイ。

london01.jpg
これがボード、ボードの上はロンドンの土地を示していて、ボード下部はカード置き場になっている。


まず、各プレイヤー自分の色を選ぶ、僕はいつものように赤を選ぶ。
その色の建物チップを取り、カードをを6枚づつ配る。

カードはA,B,Cに分かれいて、Aから順番に山札になっている。Aから6枚づつ手持ちのカードにして、貧困コマを5持つ。自分の番の時に山札からカードを1枚引く。このカードがなくなれば1900年代にさしかかった事になり、ゲームは終わる。カードに描かれた勝利点、街による勝利点、獲得した勝利チップ、貧困をめぐる勝利点、この合計で勝敗が決まる。

自分の番が来たら、カードを1枚引き、「カードを置く」、「街を運営する」、「地域を買う」、「カードを3枚引く」のいずれかから1つ行動できる。

流れとしては、

1)地域を買って、カードを多く引く
2)引いた手札のカードをプレイ(手前に置く)
3)カードの効果を使う(街を運営する)

この1、2、3を繰り返していく事になる。

で、スタート。初手に配られたカードは何故か茶色ばっかり、こんなに偏ることはまずないのでびっくり。

london04.jpg
こんな風に茶色カード6枚なら、3枚場に置ける、その代わり3枚をカード置き場に捨てなければならない。


そして、カードを置き、街を運営する。街を運営すると、カードの効果が発動し、カードをひっくり返す。左端の下の画像のコーヒーショップみたいにひっくり返らないカードもあり、これはそのカードの上にカードを重ねない限り何度でもその効力を使うことができる。持続カードみたいなイメージだ。

気をつけねばならないのが、街を運営したとき、カードの手持ちの枚数とカードを置いている場所の枚数分、貧困ポイントをとらなかればならないのだ。下の配置だと4貧困ポイント+手持ちのカード分を取らなければならない。

london02.jpg

ゲームをやりはじめて、しばらくすると2つの事に気がつく。

1つ目は「地域の重要性」だ。

自分の手番の時に地域を購入できるのだが、地域を買うと、街を運営するときに、地域1つにつき1貧困コマを取得しなくてもよくなる。地域を開発したから貧困が減ったみたいなイメージで、これが大きい。貧困対策としては重要だ。地域にはさらに勝利点もついている。そして、最重要なのが地域に描いてある数字の数だけ「カードを引ける」ことにある。普通は1枚なのだが3枚とか5枚一気に引けるのだ。これがでかい。

そして、もう2点目は借金の存在。このゲームは、どうやら借金することが前提になっている。地域を買うのにもカードをプレイする(置く)にもお金がかかるが、お金を得る方法が極端に少ない。なので、借金をしていくことになる。そもそも借金を表す、借金チップの数の多さから気がつくべきなのかもしれない。

london05.jpg

今回は、全員いきなり借金をして、やはり街を取りにいく、がんがん借金をする2人を見ながら、僕は今回手札に茶色のカード(お金を得られるカードが多い)が多数入っていたので、借金は最小限にして、お金を得るようにする。

方向性を考えると、お金がふんだんにあったので、途中で得た、街灯とLord'Sを何度も利用して、貧困をなくすプレイに出た。このカードはひっくり返さなくて良いカードなので何回も利用できる。お金は消費するが、貧困がほとんどなくなった。

london12.jpg

いい感じの中盤
london06.jpg


london08.jpg

ゲーム後半にさしかかると、街は埋められつつある。そして地下鉄の建設カードが出回るようになる。

london13.jpg

地下鉄は強力で、カード自体に4勝利点があり、さらに勝利点が2追加される地下鉄を2つも引ける。

7ポンドと高価なカードだが、うまくすれば1枚で8勝利点が手に入るので、借金してでも建てるカード。借金はお金で返す方法もあるが、勝利点で返してしまう方法がある。借金チップ1枚につき7勝利点マイナスなので、7勝利点を上回れるようなら、お金をかえせなくても借金してカードを配置すればいい。

london17.jpg
こんな風に、自分の地域に地下鉄チップを置く事ができれば、ほくほく。

そして、カードがなくなると最後の手番になる。最後まで気を抜いてはならない、手に持ったカードは全て「貧困ポイント」と交換になってしまうので、ババ抜きのごとく、手札を空にできるようにもっていく必要がある。この最後の手札は、街の貧困ポイントの減少の恩恵がないので、持ったままゲームを終えると、今までの苦労がだいなしになるので気をつけたい。

povertypoint.jpg
重要な貧困ポイント、一番貧困ポイントの少ないプレイヤーとの差で勝利点がマイナスになる。貧困は悪なのだ。


街の取得数やカードの勝利点では負けていたが、貧困を極限まで減らし、貧困ポイントで20点差以上をつけて、総得点70点台を出してダブルスコアで勝利した。 


評価



そんなにゲームやらない初心者のmyymaが入っても、全然おもしろがってた。複雑そうに見えるルールも実はけっこう易しい。知っている土地や思い入れのある土地というのを差し引いても、大変おもしろかった。

いったん流れが分かってしまうと、だいたい皆同じやり方になるので、カード引き運の要素が大きくなりすぎるかな?と思ったけれど、そんなこともなかった。カードを配置するときに、同じ色のカードを手札から1枚捨てなければならず、そのカードの捨て方によってお金主体とか、建築主体とか、自分で自分の街の方向性をコントロールできるのがいい。さらに、捨てたカードを他のプレイヤーが取る事ができるルールがうまく効いている。

カードの特殊効果も、たいがい見たまま、読んだままなので、数回やればいちいち説明書を確認しなくなる。カードの出るだいたいのタイミングとか、種類を覚えてしまえるぐらいだ。おかげで、ゲーム進行の見通しがすごく良くて、全体的な戦略が建てやすい。あー、地下鉄がそろそろ出るなとかそういう感じ。

テーマもよくあっている。ロンドンらしい暗めのボード。街を作っているという感触は十分に出ている。カードの取得が街の発展の雰囲気も作り出している。

地域を買うという陣取りの要素もあり、気が抜けない。自分の番でないときも、相手が何をしているのか十分に把握しないと、妨害できないので、ずっと観察することになり、退屈することがない。カードがどんどんめくられていくスピード感もあって、プレイしている間、常に早く自分の順番がまわってこい!とわくわくする。たぶん脳から、オモローアドレナリンがだいぶ出てる。

説明書によると、本当は人口の概念やロンドンの大火のルールもいれるつもりだったらしいのだが、やめてシンプルにしたらしい。それで正解だと思う。おかげで見事にコンパクトに優れたゲームになっている。慣れれば1時間もかからない。

ゲームの値段の高さは、絵のデザイナーを3人雇ったらしいのが影響か。おそらく2度とできないだろうという渾身の絵柄とのこと。確かに見応えあり。希望を言えば近年の建物まであればもっといいかも、アビーロードスタジオとか。テートギャラリーとか。

というわけで、今年の今のところベストゲーム。超お勧め。いちおう弱点を探すと、4人だとあっというまに、カードが尽きて終わることか。4人だと、あれもこれもやりたいのに全然できないという欲求不満になるので、3人プレイを推奨します。
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